部活の地域移行について
「部活したい」地域は応えたい 地域移行、改革推進期間2年目
(この記事は、4月27日 7:15まで無料で読めます)
部活の地域移行の課題として、
・教える人や、受け皿の確保が難しい
・保護者の経済的負担
と、ここに触れられているものだけでなく
・児童生徒の安全上の不安
・学校との連携
があげられるのではないでしょうか。
米原市においては、受け皿として『総合型地域スポーツクラブ』がありますが、米原市内には4つ(旧4町)しかありません。市内に中学校は6校にあるので、受け皿として足るのか心配です。文化部の受け皿は、どうなるのでしょうか。
保護者の経済的負担は、いままでは先生が無償(休日は少ないですが手当あり)で担っていた部分を地域の人にお願いするので、人件費が発生し、それを保護者で負担することになります。これまでは先生の無償に近い労働で成り立っていたのです。わたしは、これは国が負担すべきだと思います。もし国が負担しない場合、県や市町村が負担しないと、子どもがやりたくてもできなくなる恐れがあります。
児童生徒の安全面では、体罰などがないように指導者にきちんと事前に講習などを受けてもらい、また普段の活動にきちんと外部の目が届くようにしないといけません。
学校との連携は、学校でおきたこと、部活でおきたことをお互いに共有する必要があります。いまは、たとえば、学校で何かあったとき、部活の先生と共有すれば、その子の育ちを支えることも可能です。ただ、それができなくなるので、学校で嫌なことがあり気持ちを引きずったまま、部活にいき、そこで理由を汲み取られずに指導されるようなことにもなりかねません。いまは、先生が指導することで、子どもの育ちにとってプラスになっている面もあります。なかなか学校と外部との連携はこれまでからも難しいです。
残された時間はあまりありません。まずは地域での受け皿を確保すること、そして、学校との連携(これには時間がかかるでしょう)など詰めていかないといけない課題が非常に多いです。
そして、なにより、これが子どもにとっていいものになること、どれだけ意見が反映されるのか、自治体が子どもの意見を聞こうとするのか、など気にしていくべきところはたくさんあります。
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